2023/09/27
薪ストーブのメリットとは?喘息の原因にもなりうる?
エアコンやストーブを用いた暖の取り方以外にも、薪ストーブを用いて暖を取る方法があります。
実際に木材を燃やして熱を発生させるもので、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
そんな薪ストーブには多くのメリットがある反面、喘息や気管支炎などの健康被害リスクがあるのも事実です。
そこで今回は、薪ストーブのメリットと健康被害についてご紹介していきます。
□薪ストーブのメリットについて
1. あたたまりやすい
薪ストーブを使うことで壁や天井、床などの家全体があたたまります。
これによって、体の芯までポカポカにあたたまるので、冷え性の方にとっては非常にメリットとなるでしょう。
2. 部屋が冷めにくい
薪ストーブであたためた部屋は、時間が経っても冷めにくいというメリットがあります。
例えると、夜寝る前に薪ストーブであたためた部屋が、朝になっても少しあたたかさが残る程度です。
特に冬だと朝の寒さを気にすることなく起床できます。
3. 停電が起きても安心
災害や台風で停電したとしても、薪ストーブがあればすぐに暖を取れます。
電気が止まったとしても、薪と火さえあれば問題ありません。
4. 光熱費が不要
薪と火だけで暖が取れるということは、そもそも光熱費がかからないということになります。
もちろん薪を準備するのにある程度の費用と手間はかかります。
□薪ストーブの煙で喘息の原因に?
薪ストーブによって発生した煙には、喘息の原因になる物質が含まれています。
煙がうまく排気口へ流れてくれれば問題ありませんが、場合によっては給気口を通って室内に流れ込むことがあり、悪臭や喘息の原因になってしまうのです。
特に、不完全燃焼時は、煙の濃度が濃いのでその分健康被害も増してしまいます。
煙の中には、有害物質のPM2.5や一酸化炭素などが多く含まれており、気管や肺が弱い方が吸い込むと肺がんや喘息の症状が起こる可能性が高いです。
大人はもちろん、小さなお子さまは特に煙による被害を受けやすいことも知られています。
そのため、お子さまのいる部屋に薪ストーブを設置するのはなるべく避けた方が賢明です。
□まとめ
薪ストーブを導入することで、従来のエアコンやストーブを用いるよりも部屋をあたためやすいというメリットがあります。
また、あたためた温度を維持しやすいので、冬の朝に便利です。
災害で停電しても安心ですし、普段の光熱費も不要なのもメリットです。
しかし、煙によって喘息の原因になることもあるので、薪ストーブを導入する際は一緒に住む方に問題がないかを確認するようにしましょう。