窓の役割~光を取り入れる~
こんにちは!
リブレットハウスで設計を担当している村山です。
リブレットハウスのホームページにお越しいただきありがとうございます😊
さて、今回からは窓の役割を一つずつ掘り下げていきたいと思います。
窓の役割その1
「採光、光を取り入れる」
建築基準法という法律に住宅の居室には一定の採光(明るさ)が取れる開口部(窓など)を設けるという決まりがあります。
住宅を建てる地域によって変わりますが、最も住宅を建てられることが多い「住宅地域」では、居室の床面積の1/7以上の有効開口面積が必要となります。
※有効開口面積は、単純に窓の大きさではなく、窓の取付高さや敷地内の建物の位置等の状況によって変わります。
ちなみにこの法律で言う『居室』とは、リビングや寝室、子供部屋のように『継続的に時間を過ごす部屋』のことです。
洗面所や浴室、トイレ、玄関、収納などは該当しません。
もちろん、法律で決まっているから窓は必須アイテムというわけではありません。
人が快適に暮らすために窓は必要です。
窓の付いていない部屋を想像してみて下さい。屋根と壁だけに囲まれた住宅では、とても不便です。
物を見るには光が必要ですし、長時間過ごすには新鮮な空気も必要です。
人が健康に過ごすために、外とのつながりとなる窓から光や風を上手に取り入れたいものです。
日本には、春夏秋冬と豊かな四季があります。
そのため日本の住宅は、昔から窓や障子などを使って、季節ごとに上手く光や風を取り入れる工夫をしています。
しかし、最近は私達の暮らし方や気候が変化する事で住宅の窓も変わってきています。
地球温暖化やCO2の削減などといった環境問題が住宅にも深く関わってきており、
住宅にも省エネを求められるようになってきました。
窓選びのポイント「方角」
断熱性や気密性が優れた住宅を求める人が増え、外気の影響を受けやすい窓は、複層ガラスやトリプルガラスなどといった断熱性能が高いものが増えています。
窓は光を取り入れるだけではなく、外気の熱も取り入れてしまいます。
そこで、方角によって窓の大きさを選ぶことも窓選びのポイントになります。
南面には光を多く取り入れるために大きめの窓を設けます。
熱に関しては、庇やカーテンなどで調整することが出来ます。
そして、水廻りや東西や北面には、小さな窓を設け、西日や冷たい空気に触れる面積を小さくすることで外気温の影響を抑えます。
窓選びのポイント「使い方&家具」
もうひとつ、部屋の使い方も窓選びのポイントになります。
例えば、家族の集まるリビングには、家具や家電など様々な物が置かれています。
窓がたくさんあって光があふれる明るいリビングも素敵ですが、窓が多すぎると壁が少なくなり、家具の配置がしにくくなります。
そのことが結果的には、暮らしにくい不便な部屋になってしまうかもしれません。
間取りや窓を選ぶ時には置きたい家具や家電などをリストにしてまとめてみることをおすすめします。
他にもリブレットハウスでは、防犯やプライベート面も重視しています。
例えば道路に面した部屋には、出来るだけ小さめの窓を付けることや
窓を付けないという選択肢もあります。
もうすぐ平幕ノ内ニュータウンにオープンするモデルハウスもこのような窓選びのポイントを取り入れています。
ぜひ、ご見学の際はチェックしてみてください!
Libretto house 村山