髙木 海斗
2025/08/18
家づくりの土台「基礎工事」とは?〜見えない部分こそ、大切に〜

こんにちは。
いわき市、北茨城市を中心に高性能でおしゃれな家づくりをしている、リブレットハウス工務の髙木です。
家づくりには多くの工程がありますが、その中でも“家の強さ”を左右するのが基礎工事です。
普段は見えなくなる部分ですが、家を支える大事な役割を果たしています。今回は、そんな基礎工事の内容やポイントについてご紹介します。
■ 基礎工事って何?
基礎工事とは、建物の荷重を地盤に伝える「家の土台」をつくる作業です。
言い換えれば、「家の骨組みが乗る台座」のようなもので、ここがしっかりしていないと、どれだけ立派な家を建てても長く安全には住めません。
■ 基礎工事の流れ
1.地盤調査
最初に行うのは地盤調査。

家を建てる土地の地盤が弱ければ、地盤改良が必要になる場合もあります。これにより、将来の不同沈下(片側だけ沈むこと)を防ぎます。
2.根切り(掘削)
基礎をつくる部分の土を掘り下げる作業。
必要な深さまで丁寧に掘り進め、基礎が沈まないようにします。
3.砕石・防湿シート・捨てコンクリート
砕石を敷き詰めて地面を締め固め、その上に防湿シートを敷きます。
これは地面からの湿気が上がってこないようにするためです。
さらに、型枠の基準線を出すための「捨てコンクリート」を打ちます。
4.配筋(はいきん)
鉄筋を組み、コンクリートの中で骨組みとなる部分をつくります。
この工程は第三者機関による検査が行われることも多く、強度に大きく関わる重要なステップです。

5.コンクリート打設
型枠にコンクリートを流し込み、基礎の形をつくります。
数日かけて十分に乾燥・硬化させる「養生」期間が必要です。

■ 基礎の種類ってあるの?
一般的に戸建て住宅で使われる基礎には、主に以下の2つがあります。
ベタ基礎:建物の下全面をコンクリートで覆う。耐震性・防湿性に優れる。
布基礎:壁の下にだけ基礎を配置。昔ながらの工法で、軽い建物に使われることも。
現在は耐震性・湿気対策の観点から、ベタ基礎が主流です。
■ 基礎工事は「家づくりの信頼のバロメーター」
基礎工事は、完成してしまえば見えなくなる部分です。だからこそ、誠実で丁寧な施工が求められます。
配筋の太さや間隔、コンクリートの厚みなど、すべてが基準に沿っていなければ、数年後に不具合が出る可能性も。
「信頼できる会社かどうか」は、こうした“見えない部分”にこそ表れるとも言えるのです。
■ まとめ
家の基礎工事は、住宅の安心・安全を支える最も重要な工程の一つです。
家づくりをする際は、外観や間取りだけでなく、土台となる工事の品質にも目を向けてみましょう。
しっかりとした基礎があるからこそ、その上に安心して暮らせる「家族の暮らし」が成り立つのです。
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