災害に強い家の特徴とは?地震に強い家を建てる時の注意点と一緒に解説!
マイホーム取得を検討中の方の中には、災害に強い家を建てることを望んでいる人も多いと思います。
特に、日本のような地震が多い国では、その重要性は増しています。
今回は、災害に強い家の特徴や注意点について詳しく解説していきます。
□災害に強い家の特徴とは?
1. 形がシンプルである
地震や台風の影響で家が揺れると、住宅の破損のリスクが高まります。
四角い家やシンプルな間取りの家は、揺れに強いと言われています。
これは、揺れの力が分散しやすく、部分的な負荷がかかりにくいためです。
「重心」と「剛心」の距離が近い家は、揺れに強いとされています。
建築基準法では、この距離を示す「偏心率」が0.3以下であることが求められています。
2. 耐震性に優れている
家の耐震性能を評価する際には、「耐震等級」という指標が用いられます。
この等級が高いほど、地震の被害を最小限に抑えられます。
耐震等級3相当の家は、建築基準法で定められている最低レベルの1.5倍の耐震力を持っています。
3. 断熱性や気密性に優れている
災害時には、電気やガスなどのライフラインが途切れる可能性があります。
そのため、家の断熱性や気密性を高めておくことで、冷暖房がストップしても室温を保てます。
高気密・高断熱の家は、災害時の備えだけでなく、日常生活でもエコな住宅を実現できます。
□地震に強い家を建てるときの注意点
地震に強い家を建てる際は、以下の注意点に気を配ってみましょう。
1. 一階部分が駐車場となるビルトインガレージ
都市部で人気のビルトインガレージは、耐震性の点で要注意です。
1階の道路側に壁が少ないため、強い揺れが起きたときに建物全体が耐えられない可能性があります。
2. 吹き抜け
吹き抜けのある家は明るく開放的ですが、耐震性の点では心もとない場合があります。
耐力壁を作るなどの対策が必要です。
3. 後からの改築や増築
増築や改築によって家の形が変わると、耐震性が低下する恐れがあります。
増築部分ともともとの部分の構造をしっかり確認することが大切です。
4. 地盤が柔らかい土地
地盤が柔らかい場所での家づくりは、地震に弱くなる可能性があります。
地盤調査を行い、必要に応じて地盤を強化することが重要です。
5. 窓の数と窓の大きさ
窓の面積が多い家は、耐震性が低くなる可能性があります。
耐震性と快適な居住空間のバランスを取ることを意識しましょう。
□まとめ
今回は、災害に強い家の特徴を紹介しました。
特に、日本では地震が多いため、地震に強い家にする際の注意点を参考にしてみてください。
災害に強い家を建てるためには、上記の特徴や注意点をしっかりと理解し、適切な対策を講じることが必要です。
安全で快適な家づくりを目指しましょう。