家を建てる際、玄関の位置やデザインは非常に重要な要素となります。
特に、都市部や住宅密集地域では、外からの視線を気にする人が多く、家の中が見えない横向き玄関が注目されつつあります。
この記事では、横向き玄関がおすすめな理由とデメリットについて解説します。

□家の中が見えない横向き玄関がおすすめな理由

1.プライバシーを守れる
道路や歩道からの視線を気にすることなく、自宅の中を自由に過ごせます。
特に、玄関が正面にあると、ドアを開けた瞬間に家の中が見えてしまうことがあります。
しかし、横向き玄関ならその心配が不要です。

さらに、お隣との位置関係によっては、玄関を開けた際に隣のトイレの窓などが見えてしまうことも考えられます。
このような場合は、目隠しやフェンスを設置することで解決できます。

2.子どもの飛び出し防止
小さな子どもがいる家庭には特におすすめです。
玄関を横にすることで、子どもが道路まで直接飛び出してしまうリスクを減少できます。
子どもは何も考えずに走ってしまうことが多いため、このような配置は安全対策として非常に有効です。

3.外壁後退の有効活用
建築基準により、建物と敷地の境界線の間に一定の距離を確保する必要があります。
このスペースを玄関アプローチとして有効活用できます。
さらに、外壁後退によって日光や風が建物周辺に届きやすくなり、快適な生活環境を実現できます。

4.前庭の有効活用につながる
玄関が横向きになることで、前庭を駐車スペースやガーデニングスペースとして利用しやすくなります。
特に、駐車スペースに関しては、将来のことも考慮して広めに確保しておくことがおすすめです。

□横向き玄関のデメリットとは？

1.お隣との距離が近い
横向き玄関の場合、お隣の家との距離が近くなることが考えられます。
特に、お隣の窓やトイレが玄関前にある場合、プライバシーの問題が生じることがあります。
このような場合は、目隠しやフェンスを設置することで解決しましょう。

2.雪の落下問題
雪の多い地域では、お隣の屋根から雪が落ちてくることが考えられます。
特に、玄関前に雪が積もると、出入りが困難になることがあります。

3.間取りの工夫が必要
玄関が家の横になると、家の間取りや配置に工夫が必要となります。
特に、窓の位置やリビングの配置など、ご近所との関係を考慮しましょう。

□まとめ

横向き玄関は、プライバシーの確保や子どもの安全対策など、多くのメリットがあります。
しかし、デメリットも存在するため、家を建てる際は、様々な要因を考慮して最適な配置を選ぶことが大切です。
また、周囲の環境やご近所との関係も考慮し、快適な生活を実現するための工夫も忘れずに施しましょう。