夏場と冬場、吹き抜けのシーリングファンに適した風向きとは?
注文住宅をお考えの方で、吹き抜けにシーリングファンを設置する方が増えています。
そこで今回は、シーリングファンを設置するのであれば知っておきたい風向きについてご紹介いたします。
□吹き抜けにつけるシーリングファン本来の効果について
シーリングファンとは、吹き抜けの天井に取り付ける扇風機のことで、部屋内の空気循環を促進し、冷房や暖房の効率を上げるというメリットがあります。
冷暖房が効きやすくなると、結果的に電気代が安くなることが多いです。
お部屋に吹き抜けやロフトを作った場合、天井が高くなるため冷暖房が効きにくくなります。
そのため、ファンの力で部屋の空気をかき混ぜる必要があります。
場所によって温度の変化が生まれるのを防ぎ、より快適に過ごすことが可能です。
また、暖房が効きやすくなり温度を下げて使えることで、部屋全体の乾燥を防げるという嬉しいメリットもあります。
乾燥が緩和されれば、お肌やのどの乾燥から感染症予防、ドライアイにも効果的です。
□シーリングファンの最適な風向きついて
シーリングファンを夏場に使う場合は、下向きの風にするのがおすすめです。
私たちは、毎秒1.0メートルの風速が吹くだけで体感温度が3.3度も下がるという実験結果があります。
それにより、冷房温度をわざわざ下げる必要がなくなります。
また、夏に発生しやすいカビや結露の原因は換気不足です。
梅雨の時期にはシーリングファンで空気を循環させ湿気を緩和し、カビや結露がつくのを防ぎます。
部屋の空気がきちんと循環すると、部屋干しした衣服がより早く乾きます。
生乾きの匂いが充満するという心配がなく、万が一匂いがあった際も空気が循環しているため、においが一部分に漂い続けるということがありません。
冬場は上向きに回転させるのが理想です。
理由は、暖房の暖かい空気が天井にたまりやすいという問題があるからです。
この問題を解決するため、シーリングファンの風で冷たい空気を上へ引き上げ、循環させます。
上向きに回転させると人に風があたらないため、寒さを感じにくいです。
注意したいのが、高すぎる天井の場合、冷たい空気を引きあげにくいことです。
天井の高さによって、風向きを下にするなど調整が必要です。
□まとめ
今回はシーリングファンの風向きについてご紹介いたしました。
当社はお客様のさまざまな要望を形にいたします。
シーリングファンがある快適なマイホームをお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。