リビング階段で後悔しないために!デメリットもチェック
前回私の記事でリビング階段のメリットについて書きましたが、今回はデメリットもあるということも書いていきたいと思います。
・設計次第ではリビングが寒くなる
リビング階段は、場合によってはリビングが寒くなってしまう可能性があります。
リビング階段は吹き抜けと繋がるように設計されることが多く、広々とした空間を確保できたり、コミュニケーションが取りやすかったりすることがメリットです。
しかし、空間が広い分だけ冷暖房の効率は悪くなります。
とくに暖かい空気は上に溜まりやすいため、冬場は暖房をかけていてもリビングが寒くなりがちです。
・プライバシーの確保が難しい
リビング階段のメリットは、コミュニケーション性が高く家族の存在を感じやすいことです。
しかし考え方次第では「プライバシーの確保が難しい」とも言えるでしょう。
リビング階段だと、どうしても家族と顔を合わせる機会が多くなります。
家族との距離が近い分だけ干渉する頻度も高くなりがちなので、思春期の子供にとってはリビング階段がデメリットに感じてしまうかもしれません。
またリビング階段だと友人や知人を家に招いた時、家族のプライバシーが見えてしまう可能性があります。
例えば、来客中とは知らずに身だしなみを整えないまま部屋をでてきてしまったり、リビングが散らかった状態で子供が友人を連れてきたりするなど、気になる場面もあるでしょう。
・匂いや音が2階にも伝わる
リビング階段はオープンな空間なので、匂いや音が上階に伝わりやすいことがデメリットです。
自室で静かに過ごしたくても、リビングの話し声やテレビの音が気になってしまうこともあるでしょう。
また料理の匂いが2階にも昇り、間取りによっては匂いがこもってしまうこともあります。
リビング階段にするなら、キッチンの配置や階段の位置を考慮することも大切です。
リビング階段のメリットはデメリットにもなり得るため、ライフスタイルに合わせてじっくりと検討しましょう。
Libretto house 佐藤