注文住宅を建てる時の頭金の相場はどのくらい?
2024-01-04
注文住宅の購入において、最も重要な部分の1つである頭金。
頭金をどのように計画するかは、住宅ローンの負担を適切に管理し、賢明な住宅投資を行う鍵となります。
この記事では、頭金を用意するメリットと、現実的な相場をご紹介します。
□注文住宅の頭金を用意するメリット
注文住宅を購入する際に頭金を用意するメリットは、以下の4つが挙げられます。
1:住宅ローン返済の負担を軽減
頭金が多ければ、借入額が減り、返済が楽になります。
金利負担の軽減にもつながり、結果として総返済額を減らせますよ。
2:金利優遇のチャンス
頭金の割合が高いほど、金融機関から金利優遇を受けられる可能性が高まります。
長期的な金利コストを下げられるので、とても魅力的な要素ですよね。
3:審査の通過率向上
頭金が多いほど、住宅ローンの審査に通りやすくなる傾向にあります。
4:建物完成前の資金計画がスムーズ
住宅ローンの融資金額は通常、建物完成後に振り込まれます。
頭金があると、土地代金や諸経費を自己資金で賄えるので、決済がスムーズに進められるのです。
□注文住宅の頭金の相場はどのくらい?
では、実際の注文住宅の頭金の相場はどのくらいなのでしょうか。
以下では、頭金の相場を、平均と購入額別に分けてご紹介します。
*頭金の平均相場
住宅金融支援機構のデータによると、2020年度の注文住宅利用者の平均頭金は購入金額の約17.5%です。
土地付きの場合は約10%となっています。
理想的には20%が言われていますが、現実はやや低めの傾向にあります。
*購入額別の頭金相場
1:2,000万円の家
2,000万円の家で頭金が2割の場合、必要な頭金は400万円です。
諸費用を含めると、自己資金は400万円~600万円が適切です。
2:3,000万円の家
3,000万円の家の場合、頭金は2割で600万円、1割で300万円です。
諸費用を加えると、600万円~900万円の準備が望ましいです。
3:4,000万円の家
4,000万円の家で2割の頭金を考えると、800万円が必要です。
諸費用を含めると、800万円~1,200万円の自己資金が必要となります。
□まとめ
今回は、注文住宅の購入における頭金の重要性と相場についてご紹介しました。
頭金を適切に計画することは、長期的な住宅ローン管理において極めて重要です。
理想的な頭金の割合を知り、自分の財務状況に合わせた頭金計画を立て、理想のマイホーム生活を送ってくださいね。