変化を楽しめるインテリア!借景窓とは?
こんにちは!
リブレットハウスで設計を担当している村山です。
リブレットハウスのホームページにお越しいただきありがとうございます。
ところで、皆さんは「借景」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
借景とは、造園の技法の一つです。
お庭の外にある山や樹木などの風景を背景に見立てて、お庭を造る方法を「借景」といいます。
「借景」は、遠くの景色をお借りすることで、お庭の奥行きや広がりを感じさせる方法です。
一つ写真をお見せします。
こちらは茨城県の日立駅の改札脇にある展望スペースからの借景です。
窓というよりは、外壁がガラス張りなのですが…😅美しい海が一望出来ます!
そして隣にあるカフェには海側にカウンター席があり、海を見ながら食事が出来ます。
これは究極の借景ですが、借景の効果で駅という普段は忙しく通り過ぎるだけの場所を立ち止まって景色を見入ってしまうような特別感のある場所にしています。
考えてみると、景色が良い場所やお店というのは、たびたび話題になり多くの人の心を惹きつけます。
この方法を家づくりにも取り入れてみてはいかがでしょう。
そこで‼4つ目の窓の役割をご紹介します♪
窓の役割その4〜景色を取り入れる(眺望)〜
まず、今居る室内から窓の外を眺めてみて下さい。
窓の外には、何が見えていますか?
目線の先には自宅のお庭だけではなく、道路やお向かいの住宅、更にもっと遠くの風景も一緒に視界に入ってくると思います。
このように、少し目線を遠くに合わせると、いつもより視覚的に解放感を感じることが出来ます。
周辺の景色を窓から上手に取り入れることで、視界が広がり、何気ない普通の窓も素敵な絵画のようです。
または、市街地などの住宅密集地では、窓からの目線上に一本の樹木を植えるだけでお隣さんとの距離感を和らげる効果があります。
忙しい家事の合間に、窓の外の美しい緑を眺めてホッと一息出来ると心が安らぎます。
そのような景色を取り入れる窓のことを「借景窓」と言います。最近はSNSなどで「ピクチャーウィンドウ」という言葉も頻繁に見かけます。
お家で過ごすことが多くなったという人が増えているため、室内と屋外に一体感を感じる間取りも注目されています。
室内と屋外を繋ぐ機能を持つ窓を上手に配置して、特別な空間を演出してみてはいかがでしょうか。
次に借景窓の施工例をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい😊
リビングから眺める美しい緑のグラデーション
敷地に隣接した山側に面した縦長のFix窓からは、季節によって緑の色調の変化を楽しめます。季節の移り変わりを体感出来るのも借景窓の醍醐味です。
2階ホールから眺める一枚の絵
吹抜に面した横長のFix窓は、まるで一枚の絵画を縁取る額縁みたいです。
お天気や時間帯により表情を変える絵画は、普通の絵画とは一味違います。
ランドリースペースから眺める清々しい空と山
洗濯物を干す時もたたむ時も爽快な景色があれば、気持ち良く家事もはかどります。
ウッドデッキを眺める落ち着きある窓辺
床に近い低めの窓は、光の差し込み方が柔らかくなり、落ち着きのある空間を演出します。窓の外には季節の花々を植えると素敵ですね。
バルコニーから眺める青空と星空
十字型にデザインされた窓を通して見える空は朝、昼、夜と違う表情を見せてくれます。
日常に遊び心をプラスしたバルコニーは、グランピングや天体観測、読書など家族の楽しみがたくさん詰まった空間です。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
最近は、借景に適した形の窓がたくさんあります。外から見る窓には、外観デザインを彩る役割があります。そして、室内から見る窓には様々な場面で生活を彩る役割があります。
窓って本当に奥深い‼
Libretto house 村山