コンクリートとアスファルトの違いとは?見た目以外に何が違うの?
コンクリートやアスファルトは、道路や塗装において使われますが、どのような違いがあるかご存知でしょうか。
見た目こそ大きな違いがありますが、他にはどんな違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、コンクリートとアスファルトの違いについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□アスファルトとコンクリートの違いとは?
まずは、アスファルトとコンクリートの違いをご紹介します。
これら2つの大きな違いは、接着剤の物質が違うことです。
コンクリートは、ポルトランドセメントなのに対して、塗装用アスファルトは石油から得られる黒い粘性の高いアスファルトです。
一般的な道路の表面で使われる塗装材は、アスファルト混合物やアスファルト合材と呼ばれ、接着剤になっているアスファルトに、砂利や砂を混ぜて造られます。
また、見た目の違いとしては、アスファルトは黒褐色もしくは黒色であり、コンクリートは灰色です。
しかし、アスファルトは時間の経過とともに灰色っぽく見えることがあるので、違いが分かりにくくなることがあるでしょう。
ここからは、アスファルトとコンクリートの性質の違いを見ていきましょう。
*アスファルト
・耐摩耗性が高く柔軟性があり衝撃を吸収する
・水はけが良い
・重量が小さい
このような特徴から、道路の塗装材として使われることが多いです。
*コンクリート
・耐久性が高く衝撃に強い
・水を弾く
・重量が大きい
道路で使われるアスファルトに対して、コンクリートは建築材料として使われることが多いです。
□アスファルトとコンクリートの使用例を紹介!
次に、アスファルトとコンクリートの使用例をご紹介します。
まずは、アスファルトです。
・道路舗装
・大きな駐車場
・歩道
次に、コンクリートの使用例を見ていきましょう。
・家の基礎
・家の壁
・家庭用の駐車場
・橋脚や橋の基礎
・川の護岸
アスファルトは施工性が高いため、比較的メンテナンスしやすい部分に使われることが多いです。
一方のコンクリートは、費用や施工性は落ちますが、長い期間強度を高く保てるでしょう。
そのため、メンテンナンスがしにくく、高い強度を必要とする構造物に使われることが多いです。
□まとめ
今回は、コンクリートとアスファルトの違いについてご紹介しました。
コンクリートとアスファルトはどちらも似たような性質を持つものの、実は違う点があります。
工事を行う場所によって求められる性能が異なるため、どちらを選ぶのが適しているのかを吟味することが大切です。