地震に強い家の特徴や耐震等級3について解説します!
この記事をご覧の皆さんは
「地震に強い家を建てたいけれど、どのような特徴があるのだろう」「耐震等級3だと本当に安心なのかな」
このようなお悩みを抱えているかもしれません。
そこで、今回は地震に強い家の特徴について解説します。
□地震に強い家とは?
地震に強い家とは大きな地震が起こったとしても、被害を受けにくいように対策された家のことを言います。
骨組みだけでなく外装や内装、地盤までさまざまな要素にこだわりがあります。
ここでは地震に強い家の特徴を免震と制震、耐震の3つの観点から解説しましょう。
1つ目は免震です。
これは地面の揺れが、直接家に伝わらないように設置する工法のことです。
倒壊だけでなく、家具のダメージを防ぐ効果もあります。
2つ目は制震です。
地震の揺れを抑制する骨組みで、地震の揺れが家に直接伝わるものの、おもりやダンパーなどの制震材のおかげで地震の揺れが吸収されます。
地盤が弱いと導入できないので、地盤の様子を事前に確認する必要があります。
3つ目は耐震です。
これは地震の揺れに耐えるために強度を高めた工法のことです。
揺れても建物が壊れないように補強されており、コストがあまりかからず、地下室の設置も可能というメリットがあります。
ただ、その他の工法と比べて揺れが大きく、家具が損傷する可能性があるという点だけ考慮してください。
□耐震等級3でも油断は禁物!
地震対策をするとなると、耐震等級3の家を持つことは必須条件でしょう。
しかし、たとえ耐震等級3であっても地震で倒壊する恐れは十分にあります。
その理由は以下の2つです。
・壁内の結露によって柱や梁が腐る
・シロアリによる被害
家の内部のメンテナンスをおろそかにしてしまうと、柱や梁などの芯となる部分が腐ってしまい、耐震等級3だったとしても地震対策が十分にできなくなってしまいます。
特に、結露対策はしっかりと行うようにしましょう。
また、木材が傷む原因として、シロアリに木材が食べられるという被害が挙げられます。
現に阪神淡路大震災で全壊した住宅の9割がシロアリによる被害があったということですので、住宅にとってはかなり大きな脅威だということがお分かりいただけるでしょう。
このように地震対策をしっかりしていたとしてもこのような理由で十分に対策しきれないというケースもあります。
地震対策の際は必ず上記の点も確認するようにしてください。
□まとめ
この記事では、地震に強い家の特徴について解説しました。
この記事を住宅を建てる際の参考にしていただけると幸いです。